最近スピーチを聞く機会が多い。もっとこうすればいいのにと思うことが多々あり、自分のスピーチを構成する上で参考になるので、まとめる。なお、気をつけなければならないことはこれらだけでなくもっとあるのはもちろんである。
スピーチの目的は
主目的:自分の主義主張を聞き手に伝える。
副目的:議論を深める。
とする。
1:結論から先に言う。
鉄板。ある問題に賛成なのか反対なのか、陣営をはっきりさせる。
聞き手は話の展開を予想しやすくなり、その分脳みそを思考に回せる。
(スピーチを聞く上で、こいつ(話し手)の立場はどっち側なんだ?と考えるのはメモリの無駄)
わかりやすいスピーチだったという印象をあたえることができるし、聞き手に思考させる分質問などが飛んでくることも期待できる。話し手の陣営がはっきりしていると聞き手としても深い質問がしやすい。
2:軸はブレない。
ある手法について紹介する場面を考える。その手法を推したいと考えているとする。
その手法にはメリットとデメリットがあるとする。(もちろん、メリットのほうが大きいからその手法を推しているというのは前提にある。)
話す時間が短い場合:メリットだけを話すべき。話が賛成側に行ったり、反対側に行ったりすると、混乱を招く。結論→メリット→まとめという話の構成がスムーズだろう。
話す時間が長い場合:デメリットにも触れることになると思う。となると、話は一本道では行かない。デメリットについて話すと、話の複雑性が増し、若干伝えにくくなるが、デメリットを伝えることで聞き手の理解が深まることが期待できるので、デメリットをうまく話に組み込む技術も必要だ。
聞き手はメリットについて聞けば賛成側に心が動くし、デメリットについて聞けば反対側になびくのは自然だ。
聞き手の集中力も一様ではないと思う。例えば、メリットについて聞いている時に集中していて、デメリットについて聞いているときはそうでもないということが考えられる。そのような場合、聞き手に悪い意味での印象のばらつきが生まれてしまう。話す内容ではなく、聞き手がいつ集中していたかによって聞き手がうける印象がかわってしまうのだ。
これを防ぐためには、デメリットを話してそのまま放置せずに、デメリットに対する対応策を時間的間隙をおかずに言うことだ。
デメリットを組み込む場合の話の流れは、結論→メリット→デメリット→デメリットに対する対応策、解決策→まとめと言った型が基本になる。
デメリットについて話して、それを放置すると、話があっちに行ったりこっちに行ったりといった印象を与えるし、質問の格好の餌食となる。ex)「このデメリットはどうやって解決できるのですか?問題ではないんですか?」←この質問に対する答えは事前に想定できるのだから、人様の口を介して言っていただく必要はなく、質問の時間にこのやりとりをするのは無駄が多い。
3:エッセンスを手短に。
私が以前所属していた大学院の研究室では、一人の発表が1時間以上に及ぶことが多々あった。途中、小さな質問が挟まれることがあったが、聞き手は大抵の時間はじっと座っている。これはいけない。
話が一本道なのは本来いいことなのだが、1時間、一本道の時系列順ストーリーを聞かされるのはとてもつらかった。
この発表会を改善するとしたら、話に時間制限をつけることだろう。
例えば、30分で話すこと、と話者に制約を与える。
こうすることで、話者はエッセンスを抜き出す作業が必要になり、話の内容をより良く理解することにつながる。時間短縮によって発表自体の負担は減り効率化が望める。
一方で、聞き手は30分という時間的制約から、話の展開を予測しやすくなるし、集中できるようになる。15分経過時点ではまだ時間があるからもう少し話を深めてくるだろうなとか、25分たったからそろそろまとめだな、と想定できると話を聞く側としては楽である。そしてなにより、発表会・報告会による成果を損なわずに組織として(聞き手の数)×(30分)の時間が有効活用できることになる。(座って話を聞いているだけより時間を有効に活用するのは容易なため。)
話さなかった分はディスカッションの時間を多く取れば良い。どうせ本来よりも30分浮いたのだから。
(発表でもスピーチでも話題に上がらないことなんて大して重要ではないのだから、人様の貴重な時間を奪って聞かせてはいけない。)
網羅した1時間よりエッセンスの30分。(30分も結構長いと個人的には思うが、大学院での発表なので大目に見た。)
まとめ
1:結論から先に言う。
2:軸はブレない。
→ただしデメリットや反対意見を話に入れつつ軸をブラさないテクニックはあるとよい。
3:エッセンスを手短に。話す時間は基本的に短ければ短いほどよい。
金と英語とプログラミング
2015年5月12日火曜日
2015年1月13日火曜日
インスタント面接には通れなかった私
2015卒の話なのだが、10分-15分で終わる面接や、グループ面接(一人あたりの持ち時間はひどいところだと5分とかになる)は私はほとんど落ちた。私はこういう面接をインスタント面接とよんでいるが、とにかく落ちた。
代わりに長時間根掘り葉掘り聞かれたり話をできる面接はうまく通った印象がある。
そういった面接をする企業はやはり中小企業が多くて、その例に漏れず私の内定先2社も中小、もうひとつはベンチャーだった。
内定先のベンチャーなんて社長と2時間くらい話した。もう一つの内定先も1次で1時間弱話し、2次で役員から1次の振り返りのような面接。最終で落ちたコンサル会社も、1次で100分は話して通してもらえた。どれもどう考えてもインスタントでない。
多分、10分15分の面接ではほぼ何もわからないと思う。でもそれでも良いという場合があって、だれでも出来る仕事だったら10分15分の面接で適当にとっても問題がない。だれでもできる=低級な仕事だということを言いたいわけではない。大企業は教育体制が整っているから誰をとってきてもある程度まで仕事ができるようになるだろうということである。
一方中小企業には大企業ほどの教育研修に関するノウハウがない。そこで一人一人の素の能力にかかってくる部分が大きくなる。採用人数も大手に比べれば少ないから一人あたりの比重が大きい。取るのにも慎重にならざるを得ない。そこで面接に時間をかける。1時間も話せば少なくとも「インスタント面接」よりは圧倒的に多くの情報を得られる。
面接適当〜教育研修充実と、面接ガッツリ〜制度はいまいち整ってないとだったら、どちらがいいかは当人の価値観次第だ。
私は面接をガッツリやってくれたほうが人間味溢れてていいなと感じるし、制度も作る側に回らなきゃ駄目じゃねと考えてしまうタチだから後者が合っているようだ。
だから大企業は合わないし入れない。(新卒の時に入ろうとも思わなかったし・・・)
いくつか甘ったれたこと言っているなと自分でも感じるし、社会にも出たことない人間の妄想だけど少しでも就活生の役に立てたら幸いです。
代わりに長時間根掘り葉掘り聞かれたり話をできる面接はうまく通った印象がある。
そういった面接をする企業はやはり中小企業が多くて、その例に漏れず私の内定先2社も中小、もうひとつはベンチャーだった。
内定先のベンチャーなんて社長と2時間くらい話した。もう一つの内定先も1次で1時間弱話し、2次で役員から1次の振り返りのような面接。最終で落ちたコンサル会社も、1次で100分は話して通してもらえた。どれもどう考えてもインスタントでない。
多分、10分15分の面接ではほぼ何もわからないと思う。でもそれでも良いという場合があって、だれでも出来る仕事だったら10分15分の面接で適当にとっても問題がない。だれでもできる=低級な仕事だということを言いたいわけではない。大企業は教育体制が整っているから誰をとってきてもある程度まで仕事ができるようになるだろうということである。
一方中小企業には大企業ほどの教育研修に関するノウハウがない。そこで一人一人の素の能力にかかってくる部分が大きくなる。採用人数も大手に比べれば少ないから一人あたりの比重が大きい。取るのにも慎重にならざるを得ない。そこで面接に時間をかける。1時間も話せば少なくとも「インスタント面接」よりは圧倒的に多くの情報を得られる。
面接適当〜教育研修充実と、面接ガッツリ〜制度はいまいち整ってないとだったら、どちらがいいかは当人の価値観次第だ。
私は面接をガッツリやってくれたほうが人間味溢れてていいなと感じるし、制度も作る側に回らなきゃ駄目じゃねと考えてしまうタチだから後者が合っているようだ。
だから大企業は合わないし入れない。(新卒の時に入ろうとも思わなかったし・・・)
いくつか甘ったれたこと言っているなと自分でも感じるし、社会にも出たことない人間の妄想だけど少しでも就活生の役に立てたら幸いです。
2014年12月17日水曜日
TOEFL ITPの結果が帰ってきた。
Listening Comprehension:56
Structure& Written Expression:58
Reading Comprehension:59
Total Score:577
目標としていた600点には届かず・・・
反省点としては、Structure& Written Expressionが悪すぎること。
ここで63-68のレンジ捉えてたら600点近かったでしょ・・・
58点ということは、40問中10問弱間違えているはず。
試験前に過去問を説いた感触と、実際の感触からはここまで悪いとは想像できなかった。
逆にListening Comprehensionは思っていたより良かった。
過去問といた感じでは53点くらいかなあと思っていたし、実際の試験の感触もあまり良くなかった。
Reading Comprehensionは順当だと思う。
600点狙いなら60点は欲しいけどね。
日本人にとってTOEFL ITPはStructure& Written Expressionで稼いでListeningとReadingをいかに凌ぐかというテストなので、文法でしくじった時点で高得点はありえなかったなあ。
TOEFL iBTに文法問題はないが、もうITPを受ける機会はないだろうしiBTじゃないと履歴書にも書けないからiBTでリベンジしたい。
文法がない代わりにWritingとSpeakingという日本人にとって最大の山があるのですけどね。
TOEFL ITP577点というのはTOEICに換算すると800前半らしく、そうすると私が以前TOEICで905点をとったのとつり合わないのだが、これは私の実力が落ちたというよりも、単にTOEFLのほうが難しく解きづらかったというだけのことだと思う。
まあTOEICのスコア知りたかったらTOEIC受ければいいし、必要ならば受けるだけだからどうでもよいのだけどね。
ちなみに私は京都大学大学院生命科学研究科というところに在籍していて、そこで今回TOEFL ITPを受ける機会に恵まれた。
京大生命研の学生(修士1年から博士までの人のうち受験希望者のみ)の平均点は、7年分のデータを見るに大体500点から520点のレンジに収まるみたい。
Listeningの平均点は50点未満の年がほとんど、StructureとReadingは50-53点くらい。
受験希望者は英語に対する意識の高い人達だろうから、全体の平均とったらもっと低いんだと思う。(私は修士までしか取らないのでよく知らないが、博士の進学に英語コースみたいなのがあるらしく、そのコース分けに必要とされているらしい。)
さすがにデータ全部のせるとひょっとしたら問題になるかもしれないのでご参考までに。
このサイト(http://youtubelistening.blog116.fc2.com/blog-entry-256.html)によると東大の平均が520-30点くらいで、旧帝国大学の平均が470点なので、京大(院)の平均がその中間くらいというのはしっくり来る。
>>また、東大生協の調査によると、団体向けのTOEFL(TOEFL ITP)の東大生の平均は520~530点くらいだそうです。旧帝国大学の平均が470点、大学生全体の平均が450点、留学希望者の平均が500点らしい
Structure& Written Expression:58
Reading Comprehension:59
Total Score:577
目標としていた600点には届かず・・・
反省点としては、Structure& Written Expressionが悪すぎること。
ここで63-68のレンジ捉えてたら600点近かったでしょ・・・
58点ということは、40問中10問弱間違えているはず。
試験前に過去問を説いた感触と、実際の感触からはここまで悪いとは想像できなかった。
逆にListening Comprehensionは思っていたより良かった。
過去問といた感じでは53点くらいかなあと思っていたし、実際の試験の感触もあまり良くなかった。
Reading Comprehensionは順当だと思う。
600点狙いなら60点は欲しいけどね。
日本人にとってTOEFL ITPはStructure& Written Expressionで稼いでListeningとReadingをいかに凌ぐかというテストなので、文法でしくじった時点で高得点はありえなかったなあ。
TOEFL iBTに文法問題はないが、もうITPを受ける機会はないだろうしiBTじゃないと履歴書にも書けないからiBTでリベンジしたい。
文法がない代わりにWritingとSpeakingという日本人にとって最大の山があるのですけどね。
TOEFL ITP577点というのはTOEICに換算すると800前半らしく、そうすると私が以前TOEICで905点をとったのとつり合わないのだが、これは私の実力が落ちたというよりも、単にTOEFLのほうが難しく解きづらかったというだけのことだと思う。
まあTOEICのスコア知りたかったらTOEIC受ければいいし、必要ならば受けるだけだからどうでもよいのだけどね。
ちなみに私は京都大学大学院生命科学研究科というところに在籍していて、そこで今回TOEFL ITPを受ける機会に恵まれた。
京大生命研の学生(修士1年から博士までの人のうち受験希望者のみ)の平均点は、7年分のデータを見るに大体500点から520点のレンジに収まるみたい。
Listeningの平均点は50点未満の年がほとんど、StructureとReadingは50-53点くらい。
受験希望者は英語に対する意識の高い人達だろうから、全体の平均とったらもっと低いんだと思う。(私は修士までしか取らないのでよく知らないが、博士の進学に英語コースみたいなのがあるらしく、そのコース分けに必要とされているらしい。)
さすがにデータ全部のせるとひょっとしたら問題になるかもしれないのでご参考までに。
このサイト(http://youtubelistening.blog116.fc2.com/blog-entry-256.html)によると東大の平均が520-30点くらいで、旧帝国大学の平均が470点なので、京大(院)の平均がその中間くらいというのはしっくり来る。
>>また、東大生協の調査によると、団体向けのTOEFL(TOEFL ITP)の東大生の平均は520~530点くらいだそうです。旧帝国大学の平均が470点、大学生全体の平均が450点、留学希望者の平均が500点らしい
2014年11月28日金曜日
不動産投資の学校体験会に行ってきた
前回のお金の教養講座に続き、日本ファイナンシャルアカデミーが主催している不動産投資の学校の体験学習会に行ってきたのでレポートする。
先生は篠原先生という方で、私が以前にお金の教養講座を受けた時と同じ先生だった。
http://ameblo.jp/fp-shino/
まず導入は一生で一番使うお金は住居費ということから話が始まった。
だいたい、平均的な人で5000から6000万円かかるらしい。
また、60歳(定年後)から死ぬまでに使うお金の額が約9300万円らしい。
このセミナーではいかに不動産投資をつかいこなして、この住居費を工面するか、年金に頼らずに老後の資金を貯めるのはどうしたらいいかといったことを教えていただいた。
今回学んだことを列挙すると、
・不動産の価値は資産価値と収益還元価値に分けられる
・収益マイホームについて
・お金がない=不動産投資ができないではない
・72の法則
・表面利回り
・レバレッジ効果
・リスクに備える方法を10個
特に担保力、立地の知識についてと管理会社の選び方が重要らしい。
わかっている人から見れば基本的なことばかりかもしれないが、初めての私には目から鱗が落ちるようだった。
詳しくは本講座で(これが30-40万円もかかる・・・)という部分もあったのでそこは残念(2時間の無料講座にそこまで期待しても仕方ないが)。
先生と少しだけお話させていただいたのだが、今の私(来年から社会人で23歳)には時間がたくさんあるので勉強を積むことが大切だということを教えていただいた。
まあ、これを聞いたからといってすぐに物件に飛びつく訳にはいかないだろうしね。
勉強不足で食われるのがオチだ。
最後に不動産投資の学校本編を紹介されて終了。
この講座を受けてすぐに申し込みをすると割引で申し込めますよと言われるが、別にその場で書かなくても割引は受けられるようなので(あとでその旨メールが来た)、焦って申し込む必要はない。
なにしろ高い買い物なので、(最低でも30万かかる)じっくり考えたり、時期を見たりすることも必要でしょう。
私は30万円すぐにポンと出せるわけではないし、名前を書いたりするのが面倒なのですぐに帰ってしまった。
ただ非常に勉強になったことは間違いないし、社会人になって生活が安定しだしたらまっさきに考えたいのが投資のことなのでやはり気になる講座である。
先生は篠原先生という方で、私が以前にお金の教養講座を受けた時と同じ先生だった。
http://ameblo.jp/fp-shino/
まず導入は一生で一番使うお金は住居費ということから話が始まった。
だいたい、平均的な人で5000から6000万円かかるらしい。
また、60歳(定年後)から死ぬまでに使うお金の額が約9300万円らしい。
このセミナーではいかに不動産投資をつかいこなして、この住居費を工面するか、年金に頼らずに老後の資金を貯めるのはどうしたらいいかといったことを教えていただいた。
今回学んだことを列挙すると、
・不動産の価値は資産価値と収益還元価値に分けられる
・収益マイホームについて
・お金がない=不動産投資ができないではない
・72の法則
・表面利回り
・レバレッジ効果
・リスクに備える方法を10個
特に担保力、立地の知識についてと管理会社の選び方が重要らしい。
わかっている人から見れば基本的なことばかりかもしれないが、初めての私には目から鱗が落ちるようだった。
詳しくは本講座で(これが30-40万円もかかる・・・)という部分もあったのでそこは残念(2時間の無料講座にそこまで期待しても仕方ないが)。
先生と少しだけお話させていただいたのだが、今の私(来年から社会人で23歳)には時間がたくさんあるので勉強を積むことが大切だということを教えていただいた。
まあ、これを聞いたからといってすぐに物件に飛びつく訳にはいかないだろうしね。
勉強不足で食われるのがオチだ。
最後に不動産投資の学校本編を紹介されて終了。
この講座を受けてすぐに申し込みをすると割引で申し込めますよと言われるが、別にその場で書かなくても割引は受けられるようなので(あとでその旨メールが来た)、焦って申し込む必要はない。
なにしろ高い買い物なので、(最低でも30万かかる)じっくり考えたり、時期を見たりすることも必要でしょう。
私は30万円すぐにポンと出せるわけではないし、名前を書いたりするのが面倒なのですぐに帰ってしまった。
ただ非常に勉強になったことは間違いないし、社会人になって生活が安定しだしたらまっさきに考えたいのが投資のことなのでやはり気になる講座である。
2014年11月13日木曜日
TOEFL ITP(R)テスト 公式テスト問題&学習ガイドの単語問題の難易度を調べてみた
田地野 彰 金丸 敏幸 Educational Testing Service(ETS)
研究社
売り上げランキング: 5,162
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前回に引き続き、この本についての話題。
今回はこの本に出てくるリーディングの単語問題について調べてみる。
なぜこの本について調べたかというと、唯一の公式問題集であり、この本の難しさを知ることがTOEFL ITPの難しさの指標になるからだ。
単語問題とは、例えば次のような問題である。
本文:It is employed, therefore, mostly by bottom dwellers that do not move quickly or efficiently.
問題:The word "employed" is closest in meaning to
(A)used
(B)occupied
(C)developed
(D)provided
解答: (A)used
※TOEFL ITP(R)テスト 公式テスト問題&学習ガイドより引用
このような問題はTOEFLの定番中の定番問題で、高得点を取るためには落とせない問題ばかりである。
今回の記事では、この問題集の単語問題に出てくる単語の難しさを調べた。
単語の難易度を調べるのには、Weblioの学習レベルの目安を指標にした。
例えばemployという単語はレベル2である。このレベルをリーディングの単語問題に出てくる単語全てについて調べた。
なお、時制と名詞の単複、-ing形などは適宜簡単な形に直して調べた。
また、レベルが出てこなかった場合は除外している。
単語問題は13問、よって問題文13単語、選択肢52単語、合計65単語について調べた。
なお、難易度を調べられなかった単語は5単語あったので、データは60単語の難易度の平均および出現頻度になる。
問題文の難易度の平均は4.5(高校〜大学初級レベルくらいの水準)であった。サンプル数が少なく、レベル10の単語predominantlyが平均を押し上げているが、最頻値は4なので妥当な結果だと思う。
最後に全体の平均と、各難易度の単語の出現頻度を調べた。平均は3(高校2年生、センター対策程度)と低くやはり基本的な単語をいかに使いこなせているかが鍵になるようだ。
また、出現頻度もレベル1とレベル2が17回でそれぞれ一番多く、ついでレベル3と4が7回で多かった。一方で、レベル8以上(大学以上の水準)の単語は殆ど出ていないことがわかった。ただし、全く出ていないわけではないということに注意が必要である。
これらをまとめると、TOEFL攻略の鍵になるのは基本的な単語であって、それらをいかに使いこなせるかということがまず第一に分かる。次に高難易度帯(大学〜大学院レベルの水準)も出ていないわけではなく、高得点を叩き出すためにはこれらの単語も結局は習熟しないといけないということがわかる。
しかしながら、これほどまでに基本的な単語が多いとは意外な結果ではないだろうか?
※今回の記事は、問題集一回分のデータのみを参考にしており、本番のITPテストの難易度を保証するものではなく、また本番で今回調べたのと同じ程度の難易度の単語ばかり出るわけではないということをご承知ください。
2014年11月9日日曜日
【レビュー】TOEFL ITP(R)テスト 公式テスト問題&学習ガイド
田地野 彰 金丸 敏幸 Educational Testing Service(ETS)
研究社
売り上げランキング: 25,294
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【いいところ】
TOEFL ITPの唯一の公式問題集なので、TOEFL ITPに本気で取り組みたいと思っている場合には必須になる。
著者らは京都大学で一般教養の英語科目を担当している先生で、私も面識はないがお世話になったことがある。
金丸敏幸先生
http://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/eX8aB
田地野彰先生
http://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/eX8aB
内容は1章がTOEFL ITPの紹介、2章が英語の勉強法と例題、3章が本番の問題と解説である。
他の非公式問題集は難易度調節が不適当だったりするので、実際の過去問に当たるのは非常に重要である。
また、TOEFL ITPテストの意義やスコア算出方法などもまとめられているので、初めて受ける方にもおすすめしたい。
【悪いところ】
問題が1セットしかはいっていない。そのわりに定価3000円超と異様に高い。
さらに解説も丁寧とは言いがたく、本のデザインが古臭すぎる。
また、アマゾンレビューには本番よりやや簡単という意見があり、私も同意したい。
それでも実際の過去問が解けるというのは大きく、買わざるをえないのが辛い所。
2014年11月5日水曜日
ターミナルで初心者の私が躓いた所
久しぶりにプログラミングの勉強でもしようと思ってMacのターミナルでコンパイルしようとした所、ターミナルの使い方でひどく困った。
要するに、http://blog.livedoor.jp/yumarimo_apple/archives/21261526.htmlに書いてあることをやろうとした所ターミナルを扱うところで躓いてしまったわけだ。
cd(Change Directory)という基本中の基本のコマンドなのだが、そのコマンドの入力に関するルールをすっかり忘れてしまっていたので、自分のためにメモしておく。
・ログイン直後のカレントディレクトリはUsers/ユーザー名!
・pwdコマンドで、現在位置を確認!
このコマンドを入力すると現在いるディレクトリを表示してくれる。
・相対パスは cd ディレクトリ名
・絶対パスは cd /Users/ユーザー名/ディレクトリ名/ディレクトリ名/・・・
・一つ上のディレクトリに戻るときは cd ..
・ホームディレクトリに戻るときは cd
・lsコマンドで直下ディレクトリに何があるか確認
とりあえずこれだけ覚えておけば最低限のことはできるかな。
間違い、勘違い、わかりづらい表記があれば教えて下さい。
参考にしたサイト
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